家づくり
住まいの特徴

( Story )
そして、木を読む。

一本として同じ木はない。風にしなる癖、乾き方、香り
その差を"個性"として受け止め、家づくりはそこから始まる。
木目の履歴を読み、柱か梁か、内か外かを判断する。
無理をかけず、最も力を発揮する配置へ。日当たり・通風・断熱・耐震を前提に、
温度・音・手触りまで最適化する。
素材の「特性」を読み、暮らしに合わせて設計する。
地盤を確かめ、基礎を定め、構造を決め、納まりを設計し、仕上げと維持を選ぶ。
判断の基準は、木の性質。
家族が年月を重ねる場所に、最もふさわしい木を据える。
100年経っても、100年あともこの姿勢は変わらない。
そして、木を読む。
あなたの家のために。あなたの暮らしのために。
( 01 )
木の恵み

木は宮崎の財産
上原林業ではお客様からの特別な指定のない限り全て地元宮崎県産の杉・ヒノキを使用します。
宮崎県は杉の生産量日本一であり、宮崎が誇る財産と言えます。中でも都城市は杉の生産、加工、流通の拠点であり、独自のルートを確立している上原林業だからこそ、厳選された素材を低価格でお客様に提供することが可能なのです。
木は呼吸する
人が生活するにあたって、高すぎても低すぎても健康にマイナスとなる湿度。木にはその目に見えない湿度をコントロールする力があります。不思議なことに木は切ったあとも生き続け、呼吸をするのです。空気中の湿度が高い時には水分を吸収しカビやダニの発生を抑え、逆に低くなると水分を放出しインフルエンザなどのウイルスの繁殖を防いでくれます。木は自然のエアコンといえるでしょう。
木はやすらぐ
やわらかな木肌は光をほどよく拡散し、紫外線を抑えて目にやさしい環境をつくります。流れる木目は落ち着きを生み、知的な集中を助けるともいわれます。さらに適度な吸音性で、生活音の尖りをおさえ、室内に心地よい静けさを。
そして樹種ごとに違うほのかな香りは、睡眠時のα波を高める研究報告もあり、疲労回復やストレス緩和のリフレッシュ効果が期待できます。やさしい素材が、毎日の暮らしを静かに整えます。
木は災害に強い
実は災害に強い材料としては、鉄よりも木の方が有効です。鉄はある温度に達すると急激に強度を失いますが、木はある程度の厚さがあれば表面の炭化により、それ以上燃えずに家を支えます。また、地震の際に住まいが受けるエネルギーは建物の重さが増すほど大きくなりますが、軽くて強い木造は、構造的配慮を行っていれば地震から受ける力を最小限にくい止めることができます。

木は自然の断熱材
木は鉄やコンクリートに比べて熱伝導率が低いため、木造住宅は室内の冷・暖房を外に逃がさず、同時に外気温が室内に影響することも防いでくれます。木に触るとほんのりあたたかいと感じるのは、木が熱を伝えにくいからです。触ると冷たく感じるコンクリートや鉄などと比較して高い断熱性能をもっています。したがって、気温が低い時に触っても、手からあまり熱が伝わっていかず冷たく感じません。木は素材として優れた断熱性・保湿性を有し、快適な環境をつくり出します。
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建築コンセプト

健康建材
平成15年7月1日施行の改正建築基準法により、シックハウス症候群の予防対策として、換気設備の設置とホルムアルデヒドを発散する建材の使用制限が義務化されました。
上原林業では、クロスや室内建具等にシックハウスの原因物質の発散性が最も少ないF☆☆☆☆(フォースター)等級の建材料を使用しています。調湿性・脱臭性等に優れた珪藻土の使用、有害物質を吸着してくれる天井材等、有害物質を含まないものを前提とし更に一歩進んで、家具等からも発散される有害物質を吸着してくれる素材をご提案しています。
快適・安心プラン
建物の配置や間取り図の段階から、日当りと風通しを最大限発揮させる計画をいたします。工夫一つで住まいの過ごし易さは劇的に変化するのです。
更に断熱性、耐燃焼性能に優れた高性能断熱材を使用することで、室内への暑さ・寒さの侵入を遮断し年間を通じて過ごしやすい環境と優れた経済的メリットを実現可能とします。また、防犯設備や火災警報器の設置を行い、万が一の災いを最小限に防ぐよう努めています。
自由設計
上原林業が採用している在来工法は、架構式(軸組式)であるため、柱や梁が室内に現れるのが大きな特徴です。
縦横両方向の負荷に壁のみで対処していないため、障子で部屋を仕切る和室や大きな外窓など、開放的な間取を計画する場合に最適です。外観も外壁や開口部、屋根などのデザインに制約が少なく、あらゆるスタイルを自由に実現できます。
また長期的に考えると、家族構成やライフスタイルには変化が生じてくるものですが、在来工法なら点検や修理もしやすく、外壁を部分的に貫いたり、柱や梁を動かしたり外したりするような大胆なリフォーム・増改築にも柔軟に対応できます。


耐久・耐震
堅牢な住まいをつくるためにまず大切なのが地盤と基礎。地盤調査にて地盤改良などの補強の有無を的確に判断し、軟弱地盤による不同沈下、圧密沈下などを地盤改良により未然に防止します。
基礎工事はベタ基礎を採用し、地盤に施工された鉄筋コンクリート面全体で建物を支える構造になっているため、地震や台風などの衝撃を効果的に地盤へ逃がすことができます。耐震性や不同沈下の抑制に優れた、安定した土台を形成しています。
そして、地震の際に強い引き抜き力がかかる構造体については、強度をより一層高めるべく開発された最新の耐震金物を随所に使用。これにより、基礎、土台、建物が強固に一体化し、外からの力に対して強度を保ちます。
更に柱・梁等の主要構造材には太い材木を使い、筋違いをバランス良く配置し、大地震にも耐え抜き後世に残る古民家となる住まいを目指し、伝統技法を駆使した住まいづくりを行っております。
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基礎へのこだわり

地盤調査
全棟で地盤調査を実施し、地盤に異常がないかしっかりと確認して工事を始めます。もし地盤に問題があれば適切な地盤改良(補強)工事を行っております。
スウェーデン式サウンディング試験
住宅地盤の調査では最も普及している試験方法です。調査機の小回りが利くため、狭地でも問題なく測定することができます。

電波反射方式
機械により人工的に地盤表面に電波を流し、センサーにより波を検知することで波が地盤を通過する伝播速度で、地盤の性状を調査する方法です。

ベタ基礎工法
一般的な住宅に用いられる基礎工事の主な工法は、「布基礎工法」と「ベタ基礎工法」です。
上原林業では全棟「ベタ基礎工法」で基礎工事を行っております。地盤に施工された鉄筋コンクリート面全体で建物を支える構造になっているため、地震や台風などの衝撃を効果的に地盤へ逃がすことができます。
また、軟弱地盤でも不同沈下(地盤が不均等に沈下してしまう現象)を起こしません。そして、地面をコンクリートで覆うため防蟻対策としても有効で、地面からの水蒸気を防ぐ効果もあります。


布基礎工法
建物の外周部分と壁の通る部分にのみに行う基礎工事。
ベタ基礎工法
建物下の地盤全体に行う基礎工事。
基礎パッキン工法
基礎パッキン工法とは従来の床下換気口に代わる工法で、基礎と土台の間にパッキンを挟み込むことで隙間を設けて床下の換気をうながす工法です。基礎に開口を設けないので構造的にも優れた換気システムです。

防腐・防蟻処理
土台には、腐朽菌や白アリから守る防腐・防蟻剤をしっかりと浸透するように加圧注入した木材を使用します。通常の木材の色と比べると緑色なのが特徴です。
健康に及ぼす影響は大丈夫…?と心配されそうですが、両薬剤とも有害な有機化合物を含まないので、VOCや大気汚染の発生源とはならず住む人のシックハウス症候群を引き起こす恐れは全くありません。
また、発癌性や環境ホルモンの危険を伴う成分を含まないので、極めて安全です。この加圧注入材を使用することにより、腐朽や白アリに対する耐久性を向上させより優れた耐震性を発揮します。

通常の木材

防腐・防蟻処理材
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構造へのこだわり

木造軸組(在来)工法
木造軸組(在来)工法は、木材を使用した土台と柱と梁(はり)で建物を組み立てる日本の伝統的な工法です。一般には在来工法と呼ばれています。在来工法は、日本の風土に最も適し、長く引き継がれ発展してきた工法です。
建物の骨組みと言えば、柱や梁のほかに忘れてはならないのが柱と柱の間に斜めに入れる筋違いです。これは地震や台風などでも家が倒れないように横から受ける力に対して、しっかりと食い止める役割を果たしています。
昔は釘や金物などを使わず、接合箇所は継ぎ手や仕口などが使われていましたが、最近では金物が発達し接合する箇所に特殊な形をした金物を使うようになりました。在来工法は地震に弱いと思われがちですが、建築基準法の強化や各種の補強工法、金具等の普及により、強度や耐震性能も高く評価されています。



強靭な構造材
土台、通柱、隅柱等の柱は全て3.5寸角(10.5cm×10.5cm)を使用します
全棟で軸力算定を行い、適切な構造設計を行っています。
※柱にかかる加重が大きい場合は、必要に応じて柱のサイズアップを行っています。

筋違い(90mm×45mm)を的確に配置します
必要に応じてより太い材料(90mm×90mm)を使用します。筋違いは、台風時の風圧や地震時の水平力から建物を守る大切な部材です。頑丈な構造体で、快適な暮らしをいつまでも守ります。
柱と梁の接合部には特殊な構造用金物でしっかりと補強します

外壁通気工法
住宅の高気密・高断熱化が進む今、外壁の内部結露は、住まいの老朽化を早める原因となっています。これを解決するのが、外壁通気工法です。壁の中に「空気の通り道」をつくり、壁を呼吸させることにより、湿気や熱気を排出します。また、漏水の防止にもなる画期的な工法です。

夏場
日射より加熱した壁の中の熱気を室外へと排出。室内温度の上昇を抑え、エアコンの冷房効率や省エネ効果を高めます。
冬場
壁の中に留まり、蓄積させた湿気を屋外へ排出し、内部結露を抑え、建物の耐久性を向上させます。
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性能へのこだわり

最高等級「耐震等級3」への対応
上原林業では、確かな骨組みが支える暮らしを実現するため、消防署や警察署と同じ「耐震等級3」の仕様に対応しています。木造住宅の伝統的な強みである「筋交い」や構造用合板をバランスよく配置し、木のほんわかとした温かみある空間を保ちながら、建築基準法の1.5倍の強度を確保。家族が安心して住み続けられる強固な構造を実現します。

「耐震」とは
耐震とは、柱や梁といった建物の骨組みを強くすることで、地震の揺れに対して「力で耐える」考え方です。
頑丈な木材を使い、接合部をしっかり固定することで、建物自体の変形や倒壊を防ぎます。上原林業は、この耐震性能を家づくりの最も重要な土台と考えています。
連続してやってくる揺れを制御する「制震ダンパー」
上原林業では、住友ゴムの制震技術を採用し、KRASOLの技術でダメージを軽減しています。高減衰ゴムを用いた制震ダンパーが地震の振動エネルギーを吸収し、耐震構造で「耐え」、制震で揺れを「抑える」ことで建物の変形を最小限に。繰り返しの揺れに対しても高い効果を維持し、大切な住まいの損傷を防ぎます。

「制震」とは
制震とは、地震の揺れエネルギーを「吸収して受け流す」技術です。耐震が「強さ」なら、制震は「しなやかさ」。 建物にかかる衝撃をダンパーが代わりになって引き受けることで、家具の転倒防止や壁紙のひび割れ抑制にも貢献します。
気密性能 : C値 0.5
上原林業では高気密住宅をご提供しています。徹底した気密化により、計画的な換気が可能になり、壁内結露を防いで建物の寿命を延ばします。こうした高気密性能は、丁寧な納まりと施工管理を積み重ねた、精度の高い施工の証です。
※気密性能値は建物の形状、窓の数、サッシの種類等によって変動するため、一棟一棟の条件に合わせて最適な施工を行います。

「気密」とは
気密とは、家の隙間をなくして、外気の侵入や室内の空気の漏れを防ぐことです。気密性が低いと、せっかく暖めた熱が隙間から逃げてしまいます。木の雰囲気を活かした空間を守りつつ、職人の丁寧な仕事で隙間をふさぎ、断熱性能を最大限に引き出します。
断熱性能 : 等級 6
上原林業は、HEAT20 G2レベルに相当する「断熱等級6」の仕様に対応しています。建物全体を包み込む断熱層と、熱を通しにくい高性能サッシを組み合わせた、高性能サッシと断熱の融合により、家の中の温度差を解消。冬の朝でも快適に目覚めることができるような、健やかな温熱環境を提供します。

「断熱」とは
断熱とは、室内の熱を逃がさず、外の暑さ・寒さを遮ること。住まいのための「厚手のコート」のような役割です。上原林業では隙間なく密着する「吹付断熱」を採用。複雑な形状の接合部にもしっかり充填できるため、安定した断熱性能を発揮し、省エネで家計にも優しい暮らしを実現します。
高性能が紡ぐ「上質な暮らし」
上原林業が追求する「性能」は、木と共に、安心して笑い合える場所をつくるための技術です。地震の不安を忘れ、厳しい気候を気にすることなく、家族が健やかに笑い合える時間を守ります。林業から始まった私たちの知識と、最先端の技術。その融合が、あなたの「一生の安心」を支えます。



